• 手打ちラーメン(700円)

  • あっさり系手打ち中華の弘前代表。今日はバイトの女の子が居らずおかみさん1人で切り盛りしていて忙しそうだった。

    手打ちラーメン(700円)とチャーハン(550円)を注文。前客の食器を手早く片付けつつチャーハンの具材を仕込み、リズミカルに鍋を振って先ずはチャーハンの完成。

    チャーハンを盛り付けるや、手際良く自家製麺に手揉みを加え、鍋の中へ入れたと思ったらすぐに平ザルで引き上げ湯切り。茹で時間が超短い。

    少々黒ずんだ麺はツルツル、プルプル、チリチリ、もさもさ、様々な擬音が当てはまる独特な食感。麺長が長めでスープの絡みも良く、一気に啜り上げた時の快楽は他に代え難いものがある。

    スープはすっきりとした甘味が特徴の極あっさり味。鼻と舌のコンディションが悪いと分からないんじゃないかくらい繊細で、滋味深い味わい。

    チャーシューやメンマには相対的に濃いめに味が入っているため、塩分量に抑揚が生まれ、薄味ながらも全体でバランスが取れた仕上がりになっているのは流石。おかみさんは栄養管理士の資格でも持っているのか。

    と思ったけど、ラーメンに比べてチャーハンの塩気が強すぎ。折角の繊細なスープの味が分からなくなってしまう。ふっくらパラパラのご飯は旨いが、具材のミックスベジタブルも冷凍のレンチンだし、ラーメンに比べると極家庭的なクオリティ。
    ★3つ。