• 塩生姜そばと鶏そぼろごはん

  • 雨降りの日。
    台風は上陸しないそうだけれど、勢力範囲は東京を通る感じ。

    そんな今日は夜に出たくなくて(食糧買い込んであり・・東急で温泉町の湯豆腐なんて買ってしまったw) お昼にこのお店へ。店頭のメニューでは塩生姜そばなんてのが。

    「アゴと鯛煮干しから抽出〜穏やかな生姜感」

    寒いし、これが良さそう。

    階段で滑り落ちないように降ります。談笑の聞こえる闇に軽めのスポットライトのあたる木のカウンター。完全に大人のお店。

    お昼は背広でいっぱい。12:15に入ったら中で4人ほど待ち。10分で座席へ。

    特製塩生姜もありましたが、向こうの人が鶏そぼろごはんをオーダーしていて存在を知ったのであえて特製と同額のノーマルと鶏そぼろご飯にしました。
    (特製なくすと鶏海老ワンタンと味玉がなくなるものの、何故かそれが良いと感じて。なんだろう、好き勝手食べるのも大概にしたい時があるというか。そぼろごはん頼んで?ひねくれw)

    その鶏そぼろごはんが来る前に写真を撮ってラーメン食べてしまったのだけれど、先に書くとこのごはんがなかなか凝っています。

    ベースはご飯にそぼろなのだけれど、結構薄味にそぼろが仕上げてあります。その上の中央に梅干しのように黄身だけがつくねんと載っている。

    この黄身がよくわからないけれども皮がしっかりしえいて仮に噛むと爆ぜる感じ。それをお箸でつつくと中から味付きの黄身というか出汁が流れ出ます。これで味付けをするという寸法。

    ご飯を食べ進めるとたまごご飯なので、梅干し(仮)の中の黄身を少し取り出して出汁をつめたような?よくわからない凝ったご飯です。頭上からのライティングもあり、より美味しい。

    さて、ラーメン 。
    これがまたいいラーメン です。

    麺は素麺の親戚みたいな。でもあれより弾力があり太めでズズッといけます。

    にゅうめんとは全然違うけれど、その最大の差はやはり蓼(tade)の浮いたお洒落なスープ。最初少し感じる大人の苦味は魚のもの。

    そして生姜は「穏やか」というのは舌の上にピリッとこないという話で、香りはかなりきます。生姜好きも満足のいく香り。

    実際、食べ終わりに分かりますが生姜のおろしたものがそのまま(繊維ごと)入っていてまたおろし方が細かい。これが香りの立つ要因なのかな、とも。

    皮付きの鶏はすこしレアなのでそんなに、かな。これは好みのレベル。作り手がわざとそうしているのが丸わかりなので。かしわは普通良かった。

    もはやここまでくると疑問は

    「なんでこれが副業なんだろう?」

    というもの。何度も書きますが、焼き鳥屋さんの余技では全くない。界隈トップクラスの麺です。本業があるのでお昼のみという点を除けば相当良いです。

    (吉祥寺春木屋が下がったので相対的にまたランクが上がったw 三鷹の駅を挟んで南にすず喜/文蔵さんあり、北にさくら井/山もと、あと、いなりさんありといった感じ。もはや柱です。)

    メニューも充実したこともあり、ぶっちゃけ週3余裕かもw 貴重な三鷹の戦力です。たまに出る限定もあり、今後も期待します。