• 中華そば(600円)

  • 野暮用で尾道市街に出かける女房に、19日に休業閉店する朱さん(しゅうさん・朱華園)の前を通り、現況を報告してくれるように頼んでおきました。14時過ぎに「そんなに並んでないよ」との一報。ダッシュ(車です)で家を出ました。

    20分で到着。並び15人強の最後尾に付きました。本日この時間は中華そばのみの提供。選択の余地無しです。600円を払い、番号プレートを持ち、コップに水をくんで支持されたカウンターに着席。今日も壇上店主の姿は見えません。

    椅子は固定式です。そのため着丼位置も自ずから定まります。開店からお客が一切途切れていないため、そのカウンターの着丼ポジションが温かくなっていました。すごいことです。

    程なくして着丼。列最後尾に並んでから20分が経過。都会の人気店のことを思うと、時間外れゆえとはいえ、大した辛抱ではありませんね。

    昼に塩ラーメンを完食完飲していましたが、個人的にはおそらく最後となる朱さんでの一杯。麺をよくほぐし、不用意に噛み切ることのないように数本ずつ箸に取り、勢い良く啜りました。

    本日この時間の一杯は、いつものブレ幅の中ではマイルド方向、あっさり方向にシフトした仕上がりでした。これもまた朱さん。

    コリコリのメンマをかじり、虎の子の1枚チャーシューを大事に、背脂とねぎは残すことの無いよう慎重に拾い、あっと言う間に完食。着丼から5分少々のドラマでした。

    もう2度と食べられないのでしょうか。再開を強く強く望みます。ご馳走さま。