• つけ麺 中盛(和え麺)(900円)

  • 動物系と魚介系に野菜と果実のジュースを加えた、醤油味のトリプルスープのつけダレ。
    麺は自家製麺。6種類の中から選べ、豚肉とキャベツのレモン煮の和え麺を選択。太麺、冷や盛のみでの提供になる。量は340g。
    豚肉はバラ肉か、甘辛く煮て白胡麻を塗してある。キャベツはさっぱりレモン風味。丼の底にはスープが溜まっている。
    つけダレの具はなると、長ねぎ。和え麺の場合は具はなしと、書き添えられている。

    まずは和え麺。思ったほど、レモンのさっぱり感はない。むしろ、主役は豚肉。濃いめの甘辛い味付けに、アクセントの白胡麻。
    キャベツにはレモン煮らしさがあるが、量は少なめで脇役の域を出ない。よく和えると、豚肉の甘辛さの方が主張は強い。
    そもそも、太麺の出来が素晴らしいので、和え麺自体がハズしようがない。

    でもって、つけダレはつけダレで完成度が高い。単なる魚介豚骨の枠に留まらず、フルーティに仕上げて独自性を出している。
    適度な濃度とやや強めの甘味。それでいて、後味はすっきり。具なんてなくても、麺とつけダレだけで永遠に食べていられる。
    和え麺単体でも充分美味しいし、もちろんつけ麺として食べても美味い。
    卓上の七品目の揚げ玉を加えると、食感と風味がアクセントになって面白い。

    スープ割りと同時に、冷蔵された玉ねぎみじん切りをお願いする。しゃきしゃきした食感と適度な辛味で、最後まで飽きさせない。
    割りスープ自体は昆布や鰹節などの出汁で、柚子皮がさっぱりと〆てくれる。
    さらに七品目の揚げ玉を加えてもいい。クルトンを思わせる浮き身になる。

    余談だが、私が昼の部最後の客だった。
    片付けを終えた女性店主は、目の前で賄いの炒飯作ってたな。これがまた、食欲を刺激する美味しそうな香りで……

    プロ野球交流戦・横浜DeNAーソフトバンク、横浜スタジアムでの観戦前。