• コント5・5号(バージョンアップカリフリチャーシュー)(1200円)

  • 2021年2月10日(水)

    今夜は在宅勤務を終えてからこちらの店を訪問です。

    18時18分に到着すると、店内には先客が4名の状況です。

    今回は限定である「コント5・5号(バージョンアップカリフリチャーシュー)」と共に「レモンサワー」を注文しました。

    そして、先に到着したサワーを飲みながら待つ事11分ほどで待望のラーメンが到着です。

    透明な醤油スープの中には手揉みで縮れた中太麺が盛られていて、その上にはチャーシュー、メンマ、マッシュルーム、刻みネギ、海苔が乗っています。

    先ずはスープを飲んでみると、醤油の優しい風味や塩味と共に、素材の旨味を素直に保った出汁の味わいが口の中に染み渡ります。

    出汁は鶏と魚介節が主体と思われますが、素材の風味を明確に感じつつも互いに調和を保つ事で味わいに自然な一体感を与えています。

    一方、醤油ダレは加糖を抑えつつも塩角を一切感じさせず、塩味や甘味を控える事で軽やかな醤油の風味を一段と際立てている印象です。

    無化調で作り上げた優しい味わいではありつつも、一度飲むと身体が無意識に欲しているかの如く延々と飲み続けたい衝動に駆られます。

    次に麺を食べてみると、強めに縮れた中太麺が硬めに茹でられていて、噛み締めると緻密な歯応えと共に小麦粉の鮮明な風味を感じます。

    このタイプの麺は多加水率が一般的であるものの、密度感や風味の強さから判断すると加水率は案外思ったほど高くない様な気がします。

    そして、麺にはスープが適度に絡み込み、両者が口の中で混ざり合う事でスープの仄かな塩味が良質な小麦粉の甘味を一層際立てている印象です。

    次にチャーシューを食べてみると、吊るし焼きで仕上げた豚腿肉が若干厚めにスライスされています。

    肉質は醤油ダレの味わいと共に燻煙の風味を帯びていて、噛み締めると緻密な赤身の歯応えを感じると共に豚肉の素朴な旨味が舌に濃密に伝わります。

    レギュラーのチャーシュー対比で旨味が更に凝縮されていて、噛み続けても尚滲み出る豚肉の旨味が色褪せる事なく口の中に暫く広がり続けます。

    食べ終えた感想ですが、一言で言えば「無化調の究極形」と言っても過言では無いほど極めて完成度の高い味わいだったと思います。

    決して強いインパクトを与える味ではないものの、回数を重ねるに連れて何時の間にかこの味に惹き込まれている自分に気付きます。

    やはりこの年齢になると、身体が無意識の内に自然の恵みを求めているのかも知れません(汗)

    尚、居合わせた客の多くは「三ッ星醤油らーめん」を食べていたので、次に訪れた時には私も「三ッ星醤油らーめん」を是非試してみたいと思います。

    ご馳走さまでした。