• 流星ラヴファントム(1250円)

  • 2021年4月13日(火)

    一昨夜は仕事を終えた後に間を空けずこちらの店を訪問です。

    限定味噌ラーメンである「流星ラヴファントム」を試しに訪れてみました。

    19時19分に到着すると、店内には先客が3名のみの状況です。

    席に着いて目当てのメニューを注文すると、待つ事8分ほどで待望のラーメンが到着です。

    尚、標準では薬味にパクチーが乗る様ですが、私はパクチーが苦手ですのでネギに変更して頂きました。

    茶褐色に濁ったスープには揚げネギや微塵切りの玉ネギ、肉味噌が浮いていて、ストレート中細麺の上にはチャーシュー、ワンタン、穂先メンマ、刻みネギが乗っています。

    先ずはスープを飲んでみると、穏やかな味噌のコクや甘味と共に生姜や山椒の爽快な風味が口の中に広がります。

    味噌ダレは白味噌が主体である為に、生姜や山椒の風味が味噌に塗り潰される事なく適度に存在を主張しています。

    一方、他のスパイス類やニンニク等は使用を控えている様で、味噌自体の持つコクや甘味が思いの外鮮明に保たれている印象です。

    また、肉味噌は椎茸を除きつつ量も少なめに抑えられていて、その分揚げネギの香ばしい風味が存在感を強めている様に感じます。

    全体的には「流星パンチ」に比べて優しめな味ではあるものの、生姜や山椒を使い熟す事で奥行きや清涼感に満ちた味わいに仕上がっています。

    次に麺を食べてみると、多加水寄りの平打ち麺が適度な硬さに茹でられていて、些か風味には欠けるものの靱やかなコシや滑らかな喉越しを感じます。

    そして、微かに粘度を纏ったスープが麺に強めに絡み込むものの、ラードの油膜で熱々に保たれたスープから熱を過剰に帯びる事で味わいが些か舌に伝わり難い印象です。

    尚、チャーシューは通常の「プレミアム」メニューと同様、カレースパイスで風味を付けた豚腿肉の焼豚と炭火で炙った豚肩ロースの煮豚です。

    先日「流星パンチ」を戴いた時にも感じましたが、私個人的には豚肩ロースのチャーシューが以前に比べて格段に旨味を増している様に感じます。

    次にワンタンを食べてみると、挽肉餡が若干薄めの皮に包まれていて、その中には微塵切りの軟骨と共にウインナーと思しき赤い肉片が仕込まれています。

    挽肉餡には仄かに黒胡椒や胡麻油らしき風味が効いていて、軟骨のコリコリとした食感を感じると共に肉汁を纏った鶏挽肉の旨味が舌に存分に伝わります。

    食べ終えた感想ですが、私的には「流星パンチ」を超えるとまでは言えないものの、期間限定メニューとは思えないほど完成度の高い味わいでした。

    ただ、店主曰く期間は残り僅かとの事ですので、何とか機会を作ってもう一度ぐらいは食べてみたいと思います。

    ご馳走さまでした。