• 鯛ラーメン 味玉

  • 銀座に来たのでまた、ま石さんへ。前回は桜海老を求めてでした。今回はノーマルで。海神さんとどう違うかな、なんて感じで確認もしたく。

    今回は海鮮載せものなしで「鯛ラーメン 味玉」にしてみます。小ぶりな木のカウンターで直接口頭オーダーする形。BGMはピアノジャズ。素敵。

    純白の丼が来ました。これは大袈裟にいうなら逆さにした市女笠。遠浅から沖合いが急に深くなります。このためスープは見た目より入っている。

    そしてこのスープが鮮烈。鯛のアラそのものにかぶりつくかのような香り。あまりの魚感に驚きさえあります。これからすると海神さんはかなり控えめというか。個人的にはま石さんのスープの方が好きです。

    よく海老だの魚だのといったラーメンがありますが、ここまでストレートに魚の香りのくるラーメンも珍しいかも。ジョリーグッドです。黒七味が合います。

    綺麗に折り畳まれた麺も少し硬めに上がっていて、パツパツに近いです。非常に美味しい。

    このラーメンはある意味伊藤さんと同じで麺とスープを食べさせる、そんなスタイル。しかし両者とも美味しいです。

    鶏肉はサイズ的に鯛の身と勘違いします。そんな仕上がり。

    邪魔にならない程度の出汁で炊いた、メンマというより煮筍。食感は崎陽軒のタケノコくらいあります。良いです。

    味玉はそこまで味は強くないものの、黄身が舌をリセット、というより味をわかりにくくするので最後に食べて正解でした。とろり黄身を吸って代わりにスープを入れて食べます。

    こじんまりした白木のカウンターにサーバーは和食の白い調理服、さらにピアノジャズの流れるお洒落なお店。誰を連れてきても問題ないでしょう。魚の香りが平気なら、外人さんを連れてくるのでもいいかもしれない。

    銀座という場所にあるべくしてあるお店だと思います。再評価↑。