• 伊達の炙り牛タンネギ塩そば(1200円)

  •  時間潰しに「そごう千葉」の中を歩いていると、「宮城県の観光と物産」が開催されている。小腹も空いていたので、イートインを覗くと「麺屋政宗」とあり、広告の品は伊達の炙り牛タンネギ塩そばとある。食券を購入して、席に着く。平日の16時なので、流石にガラガラ。
    3分程で着丼。真ん中に厚切りの牛タンがこんもりと盛られ、周りは四角く刻まれた白葱と細葱がタップリ浮かんでいる。そして、糸唐辛子が牛タンの上に。実にシンプルなビジュアル。
     スープを啜る。やや塩味の立った澄んだスープ。旨味も強い。鶏や豚の動物系の出汁と魚介系の出汁のバランスもよい。牛骨のような旨味も感じたけど……。
     麺は、中細ストレート麺。啜り心地は滑らかで、噛むとホクッとする食感。濃いめの塩スープをしっかり受け止める。
     具は、厚切りの仙台名物牛タンがゴロゴロ。牛タンは驚くほど柔らかい。ただ牛タンそのものの旨味は弱い。焼いた牛タンもトッピングされていたら、よかったかな。牛タンの上には、糸唐辛子で彩鮮やかに添えられている。スープの表面を覆う四角く刻まれた葱の甘みと食感がよい。細葱も散らされている。牛タンと葱という、至って潔い具の構成。
     美味しい塩ラーメンだとは思うけど、催事価格といえ、ちょっと高いかなぁ。