【おでん+ラーメン+烏賊墨】
甲烏賊の墨を用いて、おでんつゆで割ったラーメンスープ。
今年に入ってから3回目となる烏賊墨スープだが、何れも同じものは無い。
今回の印象としては、おでんつゆ感が強い。
墨で真っ黒なので、シャツに汁を飛ばさぬよう気を遣ったのだが、少し被害に遭ってしまった。
「真っ黒なおでんつゆ」という点では「静岡おでん」を思い起こさせるが、烏賊墨と交わる事で墨のコクや、海鮮の旨みが加わっている。
そしてなんとも強烈なのが、トッピングがおでん種であるという事。
大根・竹輪麩・餅巾着・ガンモドキ・牛蒡巻き・玉子・鰯のつみれなどが、所狭しと丼を埋め尽くし、その下に麺という構図。
「紀文の種だ」と言っていたが、良く味が染みており、特につみれが美味だ。
おでん種の下の麺は、京都の棣鄂麺。
おでんの下から引きずり出し、天地返しをして啜り進める。
セットのご飯は、「プリプリ」以外の表現が思いつかないエビバターライス。
無理矢理表現すると、ゼラチンをもう少し固くしたような歯応えに、自然な海の味が口の中に広がり、薄味のバターライスと絡み合っていく。
それだけで充分に腹一杯なのだが、サービスで味噌汁とマカロニサラダを頂く。
味噌汁は女将のお手製との事。
今日も美味しゅう御座いました🙏