仙台駅付近に一泊。朝はホテルで食事を取らず、近くの半田屋さんで納豆ライスと味噌汁なんかも頭に浮かんだが朝ラーの想いが勝った。ホテルから徒歩7-8分、昨晩歩いた銀杏の地雷爆弾がたくさん落ちていた並木道を遠くに見ながら8:30に到着。8時開店なので既に暖簾が少し風に揺れていて店内をガラス越しに覗くとお客さんは1名だけいた。定番の中華そばに半ヤキメシがセットのいちばん左上の大きなボタンをポチった。価格は1530円。丼とお揃いだと思われる白い平皿に乗ったラーメンは寒くなってきた東北に対応してか丼もスープも高温で提供。スープは京都の新福菜館に比べて甘じょっぱさがありちょっと乳化を感じる。動物感も強くてグイグイ飲める旨いやつ。麺は細ストレートちょい硬めで提供、意外に最後まで延びない麺だった。カウンター上に置いてあるステンレスのボールに入ってサランラップがかけられた入れ放題の乱切りぎみな輪切り長ネギはとっても重要でこれを入れなければこの中華そばは完成品では無いと勝手に思っている。そしてそのネギをトングで大きく2つかみ入れ濃い口醤油スープに浸して麺と一緒に食べると抜群に旨い。チャーシューは切り置きっぽい味を感じてちょっと残念だったがこれもスープにじっくり浸して食べた。ヤキメシが予想を遥かに上回る旨さでビックリ。トッピングされた卵黄をヤキメシにまぶして食べたら黄身のマイルドさとヤキメシの塩っぱさが混ざって抜群の味だ。都内にも何軒か店舗が出来て身近に食べれるようになり嬉しい限りだが、やはり末廣ラーメンは青森や秋田など東北のすごく寒い地域で食べるから旨いんだと思う。久しぶりに末廣ラーメンの味を堪能、確認ができてよかった。