• 海老(850円)

  • 2021年5月15日の開店した、
    新橋にオープンした話題店・倫道の
    義兄弟店という斬新な立ち位置の新店。
    ビジュアルは倫道のスタイルをほぼ踏襲している印象。

    あまりにざっくりなので
    簡単にリサーチしたものを、もう少し詳しく書く。

    倫道の運営は、焼肉の治郎丸、焼き魚のしんぱち食堂などの
    革新的な仕組みのお店を作り出してきた江戸波氏の会社。
    (持ち株とか運営会社とか複雑なので詳細は差し控える。)
    こちらは居酒屋のなかめのてっぺん、お寿司のおにかいなどの
    株式会社MUGENという内山氏の会社が運営している。

    江戸波氏と内山氏が長年の知り合いということがあり、
    倫道ブランドのFC展開前に先駆けで仕組みを提供した模様。
    似てるとは思ったけどやっぱり無関係じゃなかったね。
    (無関係ならそれこそびっくりか。)

    そんなこんなで訪問レポに話を戻そう。
    このお店の前もラーメンを提供していた居抜き物件。
    かなり奥に細長い店内で12席くらいはあったかと思う。

    メニューは倫道と共通する鰯・鯖・鮭に加え、
    ここのオリジナルが海老と烏賊。
    季節限定で鮎も提供されていてちょっと気になった。
    倫道は茸(マッシュルーム)と鯵がオリジナル。

    TVチャンピオンのラーメン王を、今やったら
    なんとなくだけど予選で出そうな問題だね。

    それぞれ単品と定食のスタイルで提供されていて、
    せっかくなのでオリジナルの海老を
    連食の途中ということもあり単品でオーダー。

    スープの温度を下げないために、のかけスタイルで提供。
    改めて見ても倫道と瓜二つでその再現度に驚く。

    スープはいかにも甘海老の赤をそれとなく反映しており、
    口に含めば海老の身を食べる以上に海老感を味わえる。
    能書きでは海老40〜50尾分の殻を使っているそうな。
    炭火焼のその煙吸っただけでも海老食った気になれそう。

    麺は三河屋製麺の細ストレート。加水低めでややパツッと型。
    細身ながらスープのコクに負けない存在感は示している。

    具材についてはバラチャーシューを早めに乗せて、
    脂をとろけさせたがこれが正解でバラ肉の本懐を味わえる。
    焼き葱や玉葱のタイミングはもはやお好みだけども、
    最後に山椒で締めるのはマストだと思う。

    海の富を余すとこなく活かしていくがコンセプトのお店。
    例えば系列のお寿司屋さんが使えなかった部位も、
    ここで美味しく活かしていければみんながハッピー。

    ただ個性的な美味しいだけではなくて
    流行りのSDGsの考え方にも乗った
    これがラーメン界の令和最新版という
    謎のフレーズが無駄に頭をよぎった一杯。