• 正油チャーシューメン(920円)

  • 味噌ラーメンとチャーハンが人気の老舗。
    昭和を感じさせる店構えと、看板に模った北海道のシルエットにどこか異国情緒を覚える。

    前回は味噌を頂いたので、今回は正油で。
    チャーシューが旨かった記憶があり、チャーシューメン(920円)を注文した。チャーハン(670円)とギョウザ(410円)は家族でシェア。

    厚切りのチャーシューが5枚。ぎりっと醤油ダレが染み込んでいて身はしっとりホロホロ。脂身が多い肩ロース部分と、ミシッと肉肉しいもも肉部分が混在していてどちらも旨い。かなりしょっぱいのでチャーハンやライスと一緒にいただくか、+100円でもやしを増量するのも良さそうだ。

    スープはよく味わうと魚介の風味や、炒め挽肉野菜の香味を感じることはできるのだが、如何せんワカメとメンマの風味が強く、出汁の良さを殺して凡庸で平面的な味に成り下がってしまっている。これならチャーハンに付いてくるスープの方が旨い。

    しかし、味噌よりもメリハリのついた味わいで、個人的には正油の方が評価が高いかな。かん水風味の中太縮れ麺もよりフィットしている。

    チャーハンは具材少なめで焦げた正油の風味が特徴的な焼き飯風。程よくご飯粒に油が馴染んでしっとりパラパラ。細かく刻んだ木耳の食感が面白い。ギョウザは大蒜たっぷり厚めでもちもちの皮が旨かった。

    宝来軒はチャーハンとギョウザで完結可能。★3.5。