煮干ラーメン（濃い煮干）（800円）

目黒から中目黒は意外と遠い。目黒で選考があったので、ここまで足を伸ばそうと決めていたが、歩いて1.8kmある。名前を変えろって話。周りは単価が高そうな店が並ぶ。外観は料亭のよう。恐る恐る中に入ると、白人の団体が10人ほど跋扈していた。ビビった。表題の煮干ラーメンは、醤油・塩・濃い煮干の3種から選べる。濃い煮干をチョイス。
黄色い器に盛られている。表面のざらつきは、まぶしてある魚粉。白い物体が散見されるが、背脂がモリモリ。夢がMORI MORI。森脇健児。スープは思ったよりあっさりしている。濃厚な煮干は塩っぱめになりがちなところを、かなり食べやすく昇華している。最近は焼き鯵煮干しの割合を増やしたらしい。大量にぶち込まれた背脂の甘みがマイルドさに輪をかけている。使いかけの消しゴムくらいの大きさの背脂がいっぱい入っている。麺は自家製の中太縮れ麺。加水率が高めのプリプリ麺で、煮干スープとの相性も抜群。トッピングは豚肩ロースチャーシュー、ほうれん草、メンマ、紫タマネギ、メンマ。チャーシューも二つ折りにして1口でパクつく。柔らかくてジューシー、味も美味しい。ほうれん草が家系と同じ作用で、一種の清涼剤。タマネギの水分、材木メンマも美味しい。腹に余裕があれば白ご飯でも頼みたい気分。完飲。