• 美瑛産小麦の塩らぁ麺(1円)

  • すみれ、げんこつ屋に続き、支那そば屋も遂に今日で卒業。
    鳴り物入りで上京して来た八ちゃん、個人的には大昔から大好きですがこちらではあまり人気がイマイチですね。これからどうなることか。
    さて、卒業限定の旭川は美瑛でとれた小麦を使った塩ラーメン。
    トッピングはネギだけで1,000円とかなり強気な一杯です。
    麺は細いながらモチモチで弾力があり確かに通常のとは違いますね。美瑛産の「春よ恋」の新麦と同じく北海道産「きたほなみ」を支那そばや麺工房のステンレス臼で挽いた全粒粉の合わせ麺とのこと。 これを中細(#22)のストレートで。
    まず一口啜ると小麦の香りが膨らみ、噛んでみるとしなやかで麺自体に旨味があります。
    そして究極の素ラーメンのスープ。佐野実さんが専用にかけ合わせたラーメン専用地鶏「山水地鶏」をはじめ、 日本三大地鶏「比内地鶏」、「名古屋コーチン」の丸鶏とガラを使用し、豚は金華豚のゲンコツと背ガラ。魚介系は本節、鯖節、焼き干し、サンマ節、白エビ、ホタテ貝柱などの旨味をブレンドした豪華絢爛旨味のオンパレードです。
    タレに使用する塩は佐野実さん絶賛の高知の「海一粒」を中心に数種類の塩をブレンドしたとのこと。とどめに黄金に輝く脂は、名古屋コーチンの親鳥の鶏油。
    全ての材料が互いに引き立て合い、まろやかでパンチのある完璧な仕上がりです。麺を食べるのを忘れてスープをごくごく飲んでしまいました。
    今まで約20年、ご存命のころは店で何度かお見かけした佐野実さん。遺志は完全に引き継がれていました。