• 醤油らぁめん

  • 近所のDURAMENTEIへ向かう道中、ふとGoogleマップを見て気づいた。「麺 ふじさき」が目と鼻の先にあることに。
    ここは以前、ドキュメンタリー番組『ラーメンを食べる』を観て、「いつか必ず」とチェックしていた店だ。
    腹は満たされていたが、抑えきれないのは知的好奇心。抗えぬまま、禁断の「ラーメンはしご」を敢行した。

    暖簾をくぐると、店内には凛とした高級感が漂う。店主は若くあどけなさを残しながらも、丁寧な所作と爽やかな挨拶が非常に心地よい。
    驚いたのは提供スタイルだ。カウンター越しではなく、わざわざ客席側まで回り込んで手渡される一杯。その一手間に、並々ならぬ矜持を感じる。

    肝心の味だが……これがもう、めちゃくちゃうまい!
    これこそが番組内で語られていた「扁桃体に刺さる味」なのか。本日2杯目というコンディションを軽々と凌駕する感動。
    理屈ではない。脳内が鮮やかな虹色に塗り替えられるような、圧倒的な「旨み」の衝撃だった。
    自家製の細く長い麺は、しなやかでいて芯があり、艶めかしくすらある(最高にエロい、という表現が一番しっくりくる)。贅沢な2種類のチャーシューも、口の中で溢れる肉汁がたまらない。

    店主の放つキラキラとしたオーラ、そして飽くなき探究心。これからさらに進化を遂げ、名物店主として歴史を刻んでいく予感に溢れた一軒だった。