特製つけ麺

雨の中野。南口の大勝軒の先に看板が。週末に鈴蘭が花山という名前で再開店したとのことで来てみました。

つけ麺が昆布水添えとあるので面白くて特製つけ麺に。

出てきたのは深めの白い器。

「少し太めのラーメン」のような胚芽麺が折りたたまれた上に、薄手のハムのような大きなチャーシューが載ります。あとは太メンマに、少し赤みを帯びた黄身がビビッドな半割れの味玉。

噂の昆布水は別の器で出てきており、半分くらい食べたら麺にかけるのだそう。舐めてみると、昆布と鰹節の出汁で、そこまでとろとろではない。

驚いたのは麺をつけて食べたあと。熱々のつけ汁は鶏の油の浮いた醤油スープで、食べた感じはまるきり中華そば。

つけ麺というと鰹の効いた甘辛いものを想像しがちですが、ここのつけ汁は醤油の鶏スープであり、まるっと中華そばみたいになります。これが美味しい。

麺の太さもつけ麺にしては細めなためラーメンで通ります。一度麺を洗うのでラーメンよりあっさりした食べ物です。ラーメンとはまた違う。

そして途中から昆布水をかけて食べます。これは迂直のものほど とろみはないので軽い味変のようなもの。

味玉は濃厚で甘くて美味でした。玉子もこだわりの玉子なんだとか。

チャーシューは高級ハムみたいな。チャーシューは半生であり、スープはアツアツなので入れて放置すると余熱でいきます。そこはお好みで。

食べ終えて、珍しくスープ割りを頼みました。ポットから注がれた汁が加わると、鰹出汁を感じるようになります。美味しい。

はやし田さん、鳳仙花さんもこのグループのお店と考えたら色々納得がいきます。やはりこのお店もおススメ。

ただ、書いたようにつけ麺は中華そば的なので、そこは織り込んでないと肩透かしを食らうというか。