• 担々麺(1050円)

  • 2022年1月9日(日)

    本日は名古屋まで移動する途中でこちらの店を初訪問。

    一昨年「ららぽーと沼津」のフードコートにオープンした「飯田商店」の支店です。

    当時は「飯田商店」がまさかフードコートに出店するとは夢にも思いませんでした。

    12時40分に到着すると、注文カウンターの前では7名の先客が注文待ちの状況です。

    待つ事7分ほどで私の番が来て、今回は敢えて本店には無い「担々麺」を注文しました。

    そして、受け取りカウンターの前で並んで待つ事7分ほどで待望のラーメンが到着です。

    醤油スープの上には辣油と共に芝麻醬が浮いていて、シルキーな中細麺の上には砕いたナッツ、肉味噌、刻みネギが乗っています。

    先ずは芝麻醬を味見してみると、白胡麻を植物性油で伸ばしたのみと思しき至ってシンプルな仕上がりです。

    一方、辣油を味見してみると、唐辛子の辛味が穏やかに効いていて、尚且つ土台に使われている油は植物性である様な気がします。

    また、スープは鶏主体の醤油スープではあるものの、辣油の辛味に遮断されて詳細な風味を感じ分ける事は到底出来ませんでした。

    次に麺を食べてみると、多加水寄りの中細麺が適度な硬さに茹でられていて、靱やかなコシと滑らかな喉越しをバランス良く感じます。

    そして、麺には辣油と共に芝麻醬が存分に絡み込み、啜り込むとそれらが舌に運び込まれる事で味わいに一段とコクや辛味が増します。

    一方、肉味噌を味見してみると、豚の粗挽肉が強めに甘味を与えた醤油ダレで濃いめに味付けされています。

    麺に絡めて食べると豚肉のコクを与えると共に、加糖による甘味が重なる事で辣油の辛味が幾分和らぎます。

    食べ終えた感想ですが、小細工する事なく素材の素直な風味をシンプルに織り重ねた「飯田商店」らしい潔い味わいでした。

    ただ、担々麺は辣油と芝麻醬が支配的である為に、素材の持ち味が些か伝わり難い印象がどうにも否めません。

    改めて訪れる機会があれば、次回は素直に一番人気である「しょうゆらぁ麺」を是非試してみたいと思います。

    ご馳走さまでした。