• 中華そば(600円)

  • 朱華園が店主の病気療養で休業閉店したのは6月19日。それから3ヶ月を経過するが、未だ何らの音沙汰無し。

    閉店のウワサを耳にした当時、まだパニック行列が始まる前だった。その頃に本店と松永店に複数回出向き、お土産中華そばを購入して冷凍備蓄しておいた。

    そろそろ恋しくなってきたので、久しぶりに朱さん(しゅうさん)を実食。

    懐かしいスープをレンゲで吸ってビックリ!子供の頃から食べ続けてきた旧知の味だが、未だかつて経験の無いほど塩っぱい。元々日によって、いや時刻によってすら少なからぬブレのある店だったが、なかなかこれは凄い。

    店主の親族の手による自家製の麺は、あたり前だが記憶の中にあるあの麺のまま。中太の平打ちで、やや長めの麺長。ムチムチモチモチ食感で、若干かん水臭いのも慣れてて懐かしい。麺リフトするとグニョーンと伸びるタイプの、非常に個性的な麺。唯一無二。

    メンマは色は薄いが、味付けは塩っぱめ。カリコリ食感。モモ肉のチャーシューはパサパサ気味。しっかり食感で、これはこれで美味い。冷蔵庫の青ねぎを刻んで入れたが、広島の観音ねぎ(京都の九条ねぎと同種)の手持ちが無かったのは少々残念。

    スープの塩分は、麺をすすっているぐらいならちょうど良い。レンゲや丼縁から直接飲むとかなりの攻撃性。大ぶりで柔らかい背脂の甘みで何とか中和させる。

    濃いなあと苦笑いしつつ楽しんで食して完食。完飲は断念。朱さんストックはまだまだある。定期的に食して記憶が薄れぬようにしたい。本日は大満足。ご馳走さま。