学生時代以来初めて西弘で飲んだ。だいぶ様変わりしたなあ。知らない店だらけになった。その中で、ちらほら昔と変わらない佇まいの店をみるとなんだかホッとする。
くま吉も学生時代以来だろうか。メニューが増え、ラーメンだけで約30種類、さらに丼もの、リーズナブルな定食や、日替わりセットなど毎日来ても飽きないだろう工夫がされている。
当時から一番人気メニューの「あすか」や、ネーミングだけでは中身が想像できない「天寿喰」といったメニューも健在。私が学生時代好んで食べていた京風こってり白味噌ラーメンはメニューから外れていた。
激辛ラーメン(700円)とぎょうざ(6個入り400円)を注文。
真っ赤な辣油がスープ全体を覆い、いかにも辛そうなルックス。見掛け倒しをちょっと期待したが匂いでわかる。これ、やばいやつだ。軽い気持ちでMAXの3辛にしたことをちょっと後悔しつつスープを一口。
酔ってはいたが危険察知能力まだ失われていなかったようだ。迂闊に啜っていたら気道がやられていたところだ。口腔粘膜を突き刺す暴力的な辛さと熱さで舌と唇がどんどん麻痺してくる。
ベースは味噌味だと思うが辛さでよくわからない。物足りなさは無いが、もう少し辛さに対抗する旨味が欲しいところだ。
麺は加水多めでプリッとした中太縮れ麺。スープとの絡みがよく、辛味をたっぷり引き上げてくるので、麺を啜るのにも神経を使う。
怒涛のごとく迫り来る辛さの中で、一服の清涼剤になるのが具材のフワフワ玉子。キクラゲやニンニクの芽などと一緒に炒めてあり、程よい甘さが辛さを中和までとはいかないけど、多少緩和してくれる。
後半、スープが温くなってくると辛さが和らぎ、油っこさが強くなるので、辛くても熱いうちに汗をダラダラ流して食べるのことを勧めたい。
さらに辛い、激痛激辛ラーメンなるメニューもあり、チャレンジするか悩むところだ。皮がパリパリで香ばしい餃子も旨かった。★3つ。