2025年9月上旬。
ここは横浜高島屋。
今週もバナナマンのせっかくグルメの博覧会。
今年の博覧会での3杯目がほのかな香りで誘ってくる。
2週あるうちの2週目だけの出店。
出店している店の名は「鶏そば専門店 麺や厨」
静岡県の静岡市(駿河区)から。
食べる前に店名の読み方を調べてみた。
麺や厨(clear)
これは、ふりがなではない。
まさかのふりAlphabet。Englishをふってる。
そして微妙に韻を踏んでる店名という事が鮮明に判明。
このスープは口にした直後はあっさりしているが、箸を麺に伸ばす頃になると鶏の豊かな旨味と風味を突然放ってくる。
立ち上がり重視のスープとは違うもう一つのスープ。
この展開に思わず一瞬箸が止まる。
ちょっとした珍事かもしれない。
麺はミドルな太さで平たくぷるぷるしている。
スープとも相性が良い。
ここからは具を味わう鶏白湯の第3セクション。
薄切りの鶏肉を食べてみると分かる。
鶏肉の方がスープよりあっさりしている。
若干短めの穂先メンマを食べると分かる。
スープよりメンマの方があっさりしている。
スープがシンプルで複雑な味わいである事が、ここで完全に明確となる。
あっさりでもこってりでもない第3のポイント、それはにごり。
この鶏白湯は確実にきっと駿河の白い彗星。