• しょうゆつけめん(800円)

  • 2001年から江東区南砂町駅エリアに
    とうかんやとしてお店を構えており、
    今年2月下旬に南砂を閉店したものの、
    6月23日から一之江エリアに移転してオープン。

    表記として十日夜とういうのも見え、
    看板がカタカナで、公式HPはひらがなときており
    どれが正式なのか判断は付きかねるが、
    とりあえずひらがなにしておいてみる。
    (ハッシュタグは全部突っ込む
     インスタグラマー的な悲しき性)

    一之江と言っても、一之江駅から2km近くあり、
    電車で来るのも炎天下では難儀する立地。

    それでも住宅街の中で立派な個人宅の玄関先を、
    待合スペースに改造したような店頭には
    開店時間が近づくに連れてワラワラと行列ができ始め
    1巡目の最後の方の自分が食べ終えて店を出ると10人以上の待ち。

    日傘が相当な本数用意されていて、
    待っている人へのホスピタリティは抜群である。
    (日傘用意しているお店の接客で
     残念な気持ちになったことが思い当たらない。)

    11時ちょっと前に入店開始。
    玄関入ってすぐに食券を購入して奥に進むと
    立派なご家庭にお招きいただいたかのような、
    アットホームな空間にテーブルや小上がり、
    カウンター席が設けられ、移転祝いのお花も多数

    着席してから程なくして提供された一杯。
    これぞつけ麺と思わせるような正統派のビジュアル。

    移転を機に元の製麺所・麺工房青柳から
    製法を受け継いだという自家製麺。
    麦の風味が麺全体で感じられてその麺線の太さに比して、
    食感、コシもしっかりしていて満足度高め。

    つけ汁はやや強めに醤油の効いた動物と魚介のW出汁。
    清湯であるものの、適度なキレがあり、
    物足りなさとは無縁の仕上がりになっている。

    具材もシンプルではあるが、
    味がしっかりと染みた煮豚タイプのチャーシューの
    ホロリとした食感が上々の体験に。

    再開を心待ちにしていた南砂からの常連や、
    地域の方などラーメン追いかけてます感の薄い人の姿が多く、
    エリアから愛されているお店ということが窺える。