• 男の根性黒醤油 麺男盛 他大盛(1390円)

  • その日の明け方。なぜか寝苦しさを感じて起きた直後に気付いたのは喉の違和感。前日に怪我まで負っていた私は午前中の通院により士気が完全に低迷していた。優れぬ体調と空腹を抑えて段々と視界が白く霞んでいく私の頭はただひたすらに男の飯を求めていた。店の前に着き、寒空の下で待つこと30分。ようやく店内に入り、身体を包んだ熱気と脂の香りと共に、男の飯は間もなく姿を現した。気がつけばスープまでなくなり、これでもかというほど滴り落ちる汗。15分の肉と野菜の猛攻は、矮小な喉の痛みをどこかへ消し飛ばしていた。