• つけ麺(少なめ)(890円)

  • 2020年8月1日(土)

    昨日は二軒目に一人でこちらの店を初訪問。

    未だ出来たばかりの新店ですが、名店「やまぐち」がプロデュースした店との事で気になっていました。

    14時20分頃に到着すると店外に待ち客は居ないものの、昼食には遅い時間にも関わらず店内は既に満席の状況です。

    先ずは店内で「つけ麺(少なめ)」の食券を購入して、店員さんに食券を渡してから一旦店外に出て空席を待ちます。

    そして、外で待つ事10分ほどで店内に案内され、テーブル席に着いてから更に待つ事10分ほどでつけ麺が到着です。

    麺の器には艶やかな太麺の上に海苔が乗っていて、別の器に注がれた茶褐色に濁ったスープの上には刻みネギが浮いています。

    そして、スープの中を箸で探ってみると、細切りのチャーシューとメンマが姿を現しました。

    先ずは麺を食べてみると、多加水率の太麺が若干柔らかめに茹でられていて、ほど良い弾力と瑞々しい歯応えを兼ね備えています。

    添加物無しの麺との事ですが、カン水や玉子は使っていないものの多めに加水している為に小麦粉感は想像するほど強くありません。

    次にスープを飲んでみると、微かに粘度を帯びつつも比較的サラリとしたスープですが、恐らく甘酢によると思しき酸味が結構強めに効いています。

    出汁は鶏や豚による動物系に鯖節や煮干し等による魚介系で、醤油ダレは生揚げ醤油がベースとの事ですが、酸味が強過ぎる為に肝心の出汁や醤油の風味が殆ど舌に伝わりません。

    そして、麺をスープに漬けて食べてみると、酸味がほど良く落ち着くと共に、魚介節を中心とした出汁の風味が漸く若干姿を現します。

    麺の風味を押し出す為に敢えて低粘度のスープと組み合わせた様ですが、小麦粉感が穏やかである為に麺の風味を味わう上でスープの酸味がどうしても邪魔に感じてしまいます。

    食べ終えた感想ですが、現時点では私個人的にはあまり惹かれる味ではありませんでした。

    ただ、決してこの味が完成形ではないのでしょうから、更なる進化を期待して暫く経ってから改めて訪れたいと思います。

    ご馳走さまでした。