• 麻辣湯

  • 今回来たのは、伊勢佐木モールのドンキホーテ近くに開店した中華料理屋さん「羊小伴 麻辣拌」(ヤンショオバン・マーラーバン)さんです。
     
    お店の前に貼ってある、見ただけで頭皮が汗をかくような激辛なポスターを見れば、もうここは中国ですよね。
     
    目を引くのは、横浜ではなかなか珍しい「ハルピンビール」。
     
    「ハルピン」は、中国東北部・黒竜江省の都市の名前で、中国東北部では定番のビールです。
     
    メニューは今回紹介する「麻辣湯」の他にも「大馅馄饨」(大きめワンタン)や、「昌烤鸭」(アヒルを辛いスープや具材と食べる鍋料理)など、いろいろキニナルメニューが並んでいます。
     
    「西红柿鸡蛋」は中国で愛されている、トマトと玉子の炒め物で日本人にも馴染みやすい逸品です。
     
    さて、麻辣湯の具材の冷蔵庫には肉、練り物、麺類などいろいろな食材がズラリで、選ぶのもとても楽しいです。
     
    麺類も生麺、インスタント麺、既製品の刀削麺などさまざま。
     
    ここは本場っぽくビャンビャン麺っぽい幅広い麺にしてみました。
     
    途中、何度か計量しながら具材を選んでいきます。
     
    はかりに載せると、自動的に計算して料金が表示されるので実に便利ですし、お店のスタッフさんも笑顔で測ってくださるので遠慮なく測っていただきましょう。
     
    結局、幅広の麺、羊肉、青菜をメインにいろいろな具材を入れて1300円前後。
     
    麺は少ないように見えますが、後で水分を吸って膨らむのでこれくらいでちょうど良いかも知れませんね。
     
    辛さはどうしますか? と聞かれて、何も考えずに中辛と言ったら、「めっちゃ辛いです! やめた方が良いと思います!」と説得されたので、一段さげてピリ辛にしました。
     
    10分ほどまって、ドドンと着丼!!
     
    スタッフさん、味変調味料の場所やティッシュの場所を丁寧に教えてくださって、やはり親切。
     
    それより、鼻と目にツンツン響いてくる麻辣な香りがたまりませんねぇ。
     
    まずは、スープからいただきましたが本当に辛い!
     
    みうけんはもともと辛いものが好きで、カレー屋さんなどでは必ず激辛を楽しんでいるのですが、こちらの麻辣湯はピリ辛なのに日本の激辛に相当しています。
     
    辛さの好みは人それぞれですが、個人的にはこれが美味しく食べられる辛さレベルの限界です。
     
    これで「微辛」とは・・・。ただし、辛いだけではなく、これでもかと煮出された牛骨のダシが最高なのです。
     
    牛骨の奥深いコクと塩気、そして卓越したスパイス使いで、なるほどこのスープは美味しい!!
     
    幅広い麺は、かなりスープを吸って2倍くらいの大きさになりました。
     
    噛むとモッチリした食感がたまらなく美味しく、このスープとの相性もものすごく良いです。
     
    しかし、箸で持ち上げるときに注意しないと、ズルンと逃げ出してビタンと落ちて、服を汚してしまうので気をつけましょう。
     
    特に気に入った具材をいくつか紹介です。
     
    スパムは軟らかくて食感がよく、スパム本来のジャンクな美味しさに麻辣湯の美味しさが加わって、これはオススメ。
     
    可愛い見た目のエビ団子は、むっちりとした練り物で中に海老味噌のような味がするペーストが入っています。
     
    牛肉、鶏肉、豚肉もありますが、やはり個人的には羊肉が合うと思います。
     
    この出汁と麻辣には、少しクセのある羊肉の香りがベストマッチ。
     
    香腸という中国のウインナーはプリプリな皮に包まれていて、これはこれで美味しいのです。
     
    黒キクラゲも食べましたが、やはり白キクラゲのシャクシャクした食感がよく合います。
     
    ◆◇◆後記◆◇◆
     
    今回紹介したのは、伊勢佐木モールにある本格的な麻辣湯のお店、「羊小伴 麻辣拌」さん。
     
    具材を選ぶのも楽しい、待ちながら店内を観察するのも楽しい、そして食べて美味しいというオススメのお店です。
     
    ただし、辛さがかなり強いので辛さに自信がある方でも「微辛」からお試しなることをオススメします。
     
    辛いものが好きな方、より本格的なガチ中華を求める方。
     
    伊勢佐木モールの「羊小伴 麻辣拌」さん、オススメです。
     
    お試しを!