• ラーメン並(780円)

  • 2022年8月26日(金)

    昨日は在宅勤務を中断して昼食を摂る為にこちらの店を訪問です。

    13時51分に到着すると、店の前では3名の先客が入店待ちの状況です。

    先ずは「ラーメン並」の食券を購入し、外で待つ事2分ほどで再び店内に案内されました。

    前回の結果を踏まえ、今回は「柔め、薄め」で注文すると、待つ事10分ほどでラーメンが到着です。

    先ずはスープを飲んでみると、若干ながら控えめな醤油の風味や塩味と共に、極めて重厚な動物出汁の味わいが口の中に広がります。

    スープには髄の旨味が存分に溶け込んでいる一方で、煮崩れた骨から滲み出たと思しきゼラチン質も極めて緻密に溶け込んでいます。

    こちらの系譜を遡ると「王道家」に辿り着くものの、極力骨を崩さない「王道家」に対して骨っぽさが若干強めに出ている印象です。

    一方、醤油から来るキレや塩味には些か欠けてはいるものの、前回の味わいに比べると充分美味しいと感じる塩梅に収まっています。

    尚、減らした醤油ダレの量は極僅かであった事から、前回塩っぱく感じた理由は単にスープの分量が不足していた為と推測されます。

    次に麺を食べてみると、中太麺が注文通り柔らかめに茹でられていて、噛み締めるとモチモチとした弾力と共に鮮明な小麦の風味を感じます。

    毎回感じる事ですが、やはり「酒井製麺」の麺は充分茹でた方が小麦のコシや甘味が格段に増します。

    そして、麺には微かに粘度を帯びたスープが存分に絡み込み、小麦の甘味とスープの旨味が重なる事で味わいに一段と深い奥行きを与えます。

    次にチャーシューを食べてみると、吊るし焼きで仕上げた豚腿肉の焼豚が適度な厚みにスライスされています。

    肉質は燻煙の香ばしい風味を浴びていて、噛み締めると靭やかな弾力を感じると共に、赤身に凝縮された肉質の旨味が舌に存分に伝わります。

    食べ終えた感想ですが、今回は前回の様な塩っぱさを感じる事なく最後まで美味しく完食する事が出来ました。

    とは言え、醤油の存在感が若干希薄であった事から、次回は再度「普通」の味わいを試してみたいと思います。

    ご馳走さまでした。