• 並盛カレーつけ麺極(1000円)

  • 2022年1月25日(水)

    昨夜は東京ビッグサイトで仕事を終えてからこちらの店を初訪問。

    タイムラインに流れ着いたマイレビ様のレビューを見てこちらの存在を知りました。

    尚、本店は熱海との事ですが、現存する3店舗の中ではこちらが一番古株である様です。

    17時19分に到着すると、店内には先客が未だ誰も見当たらない状況です。

    先ずは「並盛カレーつけ麺極」の食券を購入し、席に着いて食券を渡すと8分ほどでつけ麺が到着です。

    艶やかな中太麺は冷水で締められていて、サラリとしたカレースープはグツグツと煮えたぎっています。

    尚、箸でスープを探ってみると、豚コマ肉やスライスされた玉ネギと共に微塵切りの玉ネギが姿を現します。

    先ずは麺を食べてみると、中太の多加水麺が適度な硬さに茹でられていて、モチモチとした弾力と共に鮮明な小麦の風味を感じます。

    次にスープを飲んでみると、シャープに効いたスパイスの風味や辛味と共に、動物出汁のコクに満ちた味わいが口の中に広がります。

    出汁は恐らく豚骨主体と思われますが、スープが冷めるに連れて玉ネギから来ると思しき極自然な甘味が次第と強さを増す印象です。

    一方、塩味は適切な範囲に収められていて、クミン主体のシンプルなスパイス感と共に辣油や黒胡椒の辛味が舌に強めに伝わります。

    総じて言うと、スープだけを味わう限りでは、期待するより遥かにレベルの高い味わいである様に感じます。

    ただ、麺をスープに漬けて食べてみると、スープが充分絡んでいるにも関わらず、スープが麺に対して著しく負けている様に感じます。

    麺の風味が強い割にはスープの粘度や塩味に欠ける事から、結果的に麺に対してスープの旨味や塩味に乏しい事が原因と推測されます。

    最後に割スープを勧められたものの、スープを割る必要性を感じなかった事から、そのままスープを飲み干した上で店を後にしました。

    強いてマイナスに捉えるならば、割る必要性を感じさせないスープであるからこそ麺との相性に欠けているとも言える様な気がします。

    食べ終えた感想ですが、スープの味わいは申し分がないものの、私個人的には両者のバランスが今一つである印象が否めませんでした。

    改めて訪れる機会があれば、次回は標準的なメニューである「つけとん」を是非試してみたいと思います。

    ご馳走さまでした。