• ラーメン(並)(700円)

  • 家系。豚骨スープは濃さに乏しく、醤油もそれほど立っていない。麺は酒井製麺の平打ち麺。太さは中くらい。硬さは適当。
    チャーシューは巻いた豚バラ肉。肉も脂身も柔らかく、大きさもまずまず。具は他にほうれん草、長ねぎ、海苔3枚。

    良く言えばあっさり、悪く言えば薄い醤油豚骨スープ。決して不味い訳ではない。
    麺はここから出た「武蔵家」と同じ、細めのもの。平笊での湯切りは鮮やか。
    チャーシューはこの一杯の中では、まだ褒められるかな。とはいえ、味はしっかり染みているが、旨味は若干抜け気味。
    麺をあらかた食べたら、ライスへと移る。

    ライス(100円)は中くらいの茶碗にちょっと少なめに盛られる。炊き加減は適当。
    併せて、カウンター上にきゅうりの漬物が出される。他の人の前に移動しないうちに、ライスの上に適量取り分ける。
    六割方、これで食べ進める。というか、量が少ないのでそこまで進んでしまう。

    残りは黒胡椒と豆板醤で。あとは、スープに浸した海苔で巻くだけの簡単なお仕事。
    粗挽きトウガラシも試したが、辛さは別段求めてないので、早々にお引き取り願う。
    この程度の濃度でも、鶏油の旨味で充分美味しく食べられる。おろしにんにくが恋しいけど、そこはぐっと我慢する。

    残った麺とチャーシューを片付けたら、そのままスープまで完食。嫌な後味がなく、ただ薄いだけなので普通に飲み干せる。

    新型コロナウイルス対策で、入口脇に手指の消毒用アルコールを設置。扉は開放したままでの営業。
    カウンターには2席置きにパーティションはあるが、低すぎて効果の程は疑問。椅子に座って胸元くらいの高さだからな。

    カウンターの奥3席は背後がトイレで、後ろのスペースがないに等しい。
    人が出入りする時は、その都度席を立つはめになるので、落ち着いて食べられない。
    もちろん、水を汲みにも行けない。そこしか空いてなかったら、止めた方がいいかも。