• チャーシューメン(800円)

  • 2021年7月10日(土)

    本日はラーコンパニオンのリクエストでこちらの店を訪問です。

    17時17分に到着すると、店内の席は3割程度の埋まり具合です。

    私は「チャーシューメン」、ラーコンパニオンは「大盛りチャーシューメン」の食券を購入しました(笑)

    そして、席の前に食券札を置いて「全て普通」と伝えると待つ事6分ほどで待望のラーメンが到着です。

    強めに乳化したスープには鶏油と刻みネギが浮いていて、平打ち中太麺の上には大判のチャーシュー、ホウレン草、海苔が乗っています。

    先ずはスープを飲んでみると、相変わらず醤油ダレと動物出汁が極めてバランス良く効いています。

    出汁は豚や鶏と思われますが、豚が比較的強めに効きつつも生ガラの肉質から溶け出たエキスの風味を存分に感じます。

    一方、醤油の風味や塩味は直系にしては低めに抑えられていて、動物出汁のコクや味わいを絶妙に底上げしている印象です。

    尚、スープに浮いた鶏油を掬って飲んでみると、普通の鶏油とは比べ物にならないほどコクや旨味が緻密に凝縮されています。

    次に麺を食べてみると、ストロークの短い中太麺が適度な硬さに茹でられていて、モチモチとした歯応えと風味をバランス良く保っています。

    そして、スープの濃度や塩味がバランス良く収まっている為に、他の直系店に比べて麺自体の風味や甘味が舌に明確に伝わります。

    次にチャーシューを食べてみると、釜で焼き上げられた豚腿ロース肉の焼豚が若干厚めにスライスされています。

    肉質は弾力を保ちつつも瑞々しく仕上がっていて、噛み締めると燻煙の香ばしい風味と共に赤身の旨味が舌に至って素直に伝わります。

    食べ終えた感想ですが、スープは極めてバランスに優れていて、尚且つ具材に至るまで全てが丁寧に仕上げられている印象です。

    また、最近2年間程度に限って言うと、他店に比べて味のブレが圧倒的に少ない印象を受けました。

    比較的味がブレ易い家系において、ブレを少なく抑えている事からも丁寧な仕事振りが伺えます。

    尚、私は食べ終えて先に外に出ていたのですが、ラーコンパニオンは「大盛チャーシューメン」を余裕で完食して大将にお褒めを頂いたとの事でした(笑)

    そして、ラーコンパニオン曰く、今まで食べた家系の中でもダントツに美味しかったとの事でした。

    濃さと塩気を好む方は「厚木家」や「王道家」が合うのでしょうが、私みたいな強い塩気を好まないタイプには「末廣家」の方が合っている様な気がします。

    私の場合は自宅から比較的訪れ易い為、また家系が食べたくなったら不意に訪れたいと思います。

    ご馳走さまでした。