• ネギ味噌ラーメン

  • 記憶の中に眠るラーメン。皆さんの思い出の一杯とは。ラーメンヘッズを目指す私がまだ小学校6年生のときの話。この頃は自分が知らぬ間に麺を啜る大人になっているなんて微塵もなかった。宮沢賢治の「注文の多い料理店」が連想されるくらいの店内の張り紙。頑固な男がつくるラーメンだからこそ、今も魅力満載なのであろう。一蘭の自分で丸つけオーダーも、発祥の地はもしかしたらここなのでは。着丼からは無我夢中で啜った。背脂の甘みと豚骨味噌スープは中太麺によく絡む。きっと昔から愛されるラーメンがここにあるのだ。