• 鶏肉麺(チーローメン)セット(小籠包(4個)、小皿)(1890円)

  • 鶏醤(ケイジャン)入りの非常にさっぱりした清湯スープ。見た目に反して旨味は潤沢。麺は細麺。しなやかで喉ごしがいいもの。
    具は蒸し鶏、ター菜、酸菜(白菜の酢漬)。

    あっさりだが非常に滋味深いスープに、台湾料理ならではの細麺。
    具は沈んでいるものも含めて、意外とたっぷりある。蒸し鶏は非常に柔らかく、ター菜は彩りに。
    でも、一番主張しているのは酸菜かな。刻まれて少量でも、その酸味と食感が絶妙なアクセントになっている。
    スープが美味いのと、蒸し鶏や酸菜が底に沈んでいるので、迷わず完食。
    価格は高めだが、その価値はある一杯。

    小籠包はこの店の看板商品。蒸籠(せいろ)に入れられて、麺より先に提供される。
    開店前にまとめて蒸し置いたものか、熱々ではない。
    針生姜の入った皿に小籠包のタレと黒酢を注いで浸ける。皮を破らないよう細心の注意を払い、れんげに乗せて針生姜を添えて口に運ぶ。
    しなやかな薄皮の舌触り、肉餡の旨味、溢れる肉汁が熱々でなかったのが残念。
    セットにはもれなく小籠包が付くからね。ある程度の作り置きは仕方ないね(´・ω・`)
    小皿は春雨、チャーシューの細切り、きくらげなどの和え物。端的にいうと中華サラダ。
    季節のおすすめセット。

    その後、義祖母君様が食べ切れなかったえび入りチャーハンをほぼ半分いただく。
    大ぶりでぷりぷりのえびがたっぷりと。具材は他に卵、長ねぎとオーソドックス。
    塩加減もパラパラさ加減も適当で、卵は固まり気味だが非常に美味いもの。

    食後はランチスイーツから愛玉ゼリー(216円)を。クワ科イチジク属の果実から作られるゼリーで、台湾ではオーギョーチとも。
    グラスの中にカットしたゼリーとシロップを入れ、レモンスライスとクコの実を3個浮かべる。
    ゼリーはぷるぷるした食感で、シロップも適度な甘味で美味しいもの。レモンスライスの酸味がアクセントに。
    レモンは食べるものじゃないのかな? 蜂蜜漬けの感覚で食べちゃったけどσ(^_^;)

    横浜高島屋8階レストラン街にある、台湾発の点心料理店。店名は「ディンタイフォン」と読む。
    昼飯時は開店前に並んでおかないと、相当な時間待たされることになる。
    飲み物は温かいジャスミン茶。ポットで卓上に置かれ、頃合いを見計らって新しいのと変えてくれる。
    注文時に食物アレルギーの有無を確認されたり、椅子にかけたコートに保護カバーをかけてくれたりと、気配りはさすが。