• 10(テン)パイナッポーアッポー麺(パクチー、ラー油)(970円)

  • メニュー名は、古坂大魔王扮するピコ太郎の動画・楽曲より。もう2年も前の話か……
    パクチーと水菜、自家製ラー油のありなしが選べる。パクチーがオススメとのこと。

    鶏ガラとりんご、パイナップルでダシを取った、ほんのり甘味のある清湯スープ。丼の奥には自家製ラー油。麺は麺屋棣鄂の中細平打ち麺。加水率は高めか、喉ごしはしなやか。量は150g。
    丼中央に鎮座するのがカレー玉。ひき肉や野菜などを煮込んでカレー味に仕上げたもの。赤と黄色のパプリカが彩りを添える。パクチーはアクセントに。具は他に茹でもやし、刻み玉ねぎ、長ねぎ、フライドオニオン、糸唐辛子。

    スープはわずかに甘味を感じるが、言われないとフルーツとは気付かない。隠し味として上手く使っている。
    麺屋棣鄂の麺はさすがの一言。後述するが、平打ち麺なのもポイントが高い。
    最初は色とりどりの野菜と一緒に、次にラー油を絡めて麺を啜る。
    中盤からは、カレー玉を少しずつスープに溶かして味の変化を楽しむ。
    スパイスの使い方には定評がある店主だけあって、味のバランスを壊さない程度に、それでいてしっかり辛味が主張している。

    途中ではたと気が付いた。どことなくアジアンチックな一杯だなと。平打ち麺もベトナムのフォーや、タイのクィッティオを想起させる。
    カレー玉を溶くと、スープがひき肉と渾然一体となるので、そのまま完食。一気に溶いたら、キーマカレーみたいになったのかな?
    ラーメンWalker限定。11月の土日(18日は除く)各30杯限定。

    Twitterによると、この企画を最後に店の方向性を変えるとのこと。
    そう頻繁に通える訳ではないが、いい方向に舵が切られることを願って止まない。