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shotakon
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俺の空 新宿店
東京都
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俺の空 掛け豚そば
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今日は朝から新宿にいて。ついでに張り紙のあった小田急催事場の「神奈川から来た支那そばや本店のラーメン」というのを、なんて思ったところが、検索して値段を見て冷めました。
うーん。この催事場って足元見られているのかプリンが800円とか全体的な値段が凄いことになっています。(それからすると海鮮弁当2000円が安く見えて怖い笑)
ラーメンは、と見るとチャーシュー麺1500円。(春木屋のワンタンほどではないですが笑) 一時的な出店で本来の調理器具ではなかろうし、お店の雰囲気もないイートイン。
またこのお店は亡き御大の系譜、ならばあんな麺かな。。と想像はできそう。といっても本人でもないので期待していいのか分からない。なんだかこれで外すとつらいものが。。
ならば同じ高めでもちゃんとした店舗に行こうかなといろいろ探してこのお店になりました。俺の掛けそばにすると1130円。いい勝負?笑
場所はあのチャーシュー(笑)満来の裏手というか、青梅街道に面したこちらが表。いずれ迷い込まないと来ないというか、思い出横丁の道を渡ったこちらはあまり来ようと思わない場所ではあります。(あ、隣の星乃珈琲店はホットケーキの二段のが美味しいお店ですね。)
開店早々、券売機に行列。凄い人気です。店内は黒基調の古めのカウンターがかなり大きなL字になっており、Lの中にテーブル席があるみたいな。
店内は少しギスギスして、というのも多分ホールのメガネの壮年男性は素人に近い、最近入った人なんでしょう。えらい大声で声が枯れ気味。「(そういう時はつけ(麺)先に教えて)」とか厨房の、声からなんとなく山田孝之を彷彿とさせる人物からの合図や指示がちょっと怖い。他のスタッフは慣れた感じで軽くこなしていますが、この男性への風当たりだけが強い(汗
さて。。
ラーメンについては文句はあまりなく、来た瞬間から美味しい笑 なんだよそれ?って説明を加えると、胴の長い上品な白い逆三角すいの丼。には周囲に泡がついており軽い粘度、ポタージュを想起させます。その種別は豚や魚。
ルックスは実は泡がついててあまり綺麗ではないのですが、ニヤリとするのはその香り。鰹節の箱を嗅いだかのような香気(まさかこの良さ分かるの日本人だけなのかな?)がかなり離れていても分かります。ここで確信します。
「これは間違いない。」
そばと称するその麺は、いってみれば素麺サイズで固めにして正解。時間経ってもそこまでのびることもないですけれども。これが豚ポタに入っており、ポタージュには玉ねぎの粗みじんが入っています。
スープ。やっぱり美味しい。そこで、ん?と思ったのは玉ねぎが辛くないこと。これは後入れではない。軽く火が通っている。炒めたのかな?甘みが出る道理。
家系ラーメンとか自分で玉ねぎ入れてと置いてありますが辛くて嫌でした。しかし玉ねぎが入るのには賛成で。そしてこのやり方は手間ですが、理想的ではあります。
お客さんもバカではないのでこういった手間も分かります。それが開店からの入れ食いに繋がっているのでしょう。手間暇よりイズムを取るプロフェッショナリズムとお客さんからの評価が見合うのは素晴らしいことです。
思えば「山田孝之氏」の言っていたのはイビリではないしお店のレベルを一定に保ちたいということ。当たり前のことをしている。いつかまた来てお店がどう変わったかは見てみたい。
さて、ラーメンに戻るとメンマが特製だからか二種類。黒文字の爪楊枝みたいなものと柱のような太メンマ。どちらが先かわかりませんが、どちらもあるというのは面白いです。
チャーシューはイマイチ、というか豚本来の野性味溢れるもので、ちょっと合わなかった。これは好みの範疇かと思います。
しかし細ねぎの刻まれた炒め玉ねぎの鰹節スープ。これが命。細麺もとても合っています。原価的に貴重なためか量の形状や麺の沈み具合など考えるとスープの量は少なめ。
玉ねぎを追っていたら完飲なんてあっという間。途中で卓上のフライドガーリックを軽く足したらまただいぶ変わりました。
これは各所に見るプロフェッショナリズムといい値段どうこう言ってられない美味しさかなと。また来ます。太麺らしきつけ麺がどうなるか気になる。。