実食 2017年11月12日
【久しぶりのドッ豚骨】
嘗て浅草橋に「荻」というラーメン屋があった。
そこは豚骨を砕いてまで髄を出し切り、骨片が丼底にザラザラと残る程に、超濃厚な豚骨を出していた。
この店「麺と人」は味噌ラーメンが売りではあるが、強く印象に残るのは「荻」を彷彿とさせるゴリゴリ濃度の豚骨だ。
ほぼポタージュ状のそれは、しっかりと抽出された豚骨の旨味を伝えてくる。
スープも微かに骨片と思われるザラザラ感がある。
それ故に、自分には味噌が邪魔に感じられた。
ネギ・モヤシが口直し役。
大振りなレアチャーシューは見た目は良いが、筋が多くて噛み切れない。
あのサイズを丸飲みしなければならないのはちと辛い。
煮玉子は寧ろ半熟の体で、ちょっと好みから外れた仕上がり。
豚骨が良かっただけに、豚骨オンリーで食べてみたい、と思った。