2020年11月13日(金)
昨夜は軽く飲みに行く前にこちらの店を初訪問。
都内ではお馴染みの油そばのチェーン店です。
21時54分に到着すると、夕食時を大幅に過ぎているに為に、店内には先客が3名のみの状況です。
先ずは「油そば(並盛り)」と共に「半熟たまご」と「焼のり」の食券を購入し、カウンター席に着いて店員さんに食券を渡すと待つ事4分ほどで油そばが到着です。
器の底には醤油ダレが仕込まれていて、縮れた太麺の上には細切りチャーシュー、メンマ、刻みネギ、刻み海苔、そして追加で注文した半熟玉子と海苔が乗っています。
先ずは麺を食べてみると、多加水寄りの太麺が若干硬めに茹でられていて、小麦粉の風味には些か欠けるものの靱やかなコシとモチモチとした歯応えを備えています。
次にタレの味見を試みたものの、こちらではレンゲを置いていないらしく、タレを飲むのは諦めて麺や具材と混ぜ合わる事にしました。
混ぜ終えてから改めて食べてみると、若干甘味を帯びた醤油ダレの味わいと共に、ラードを主体とした香味油のコクや旨味が口の中に広がります。
ただ、この店ならではの特徴は殆ど感じられず、醤油ダレを基軸とした実にオーソドックスな味わいです。
一方、店の勧めに従い卓上の辣油と酢を一周掛け回してみると、若干の辛味と酸味が輪郭の惚けた元々の味わいをキリッと引き締めている印象です。
私個人的には辣油と酢を加えた方が圧倒的に自分好みの味に近付きます。
因みに、チャーシューは軽めに味付けされた煮豚ですが、脂身が皆無である上に赤身が完全にパサ付いてるので、噛み締めても豚肉自体の味わいが殆ど舌に伝わりません。
食べ終えた感想ですが、率直に言うと可も無く不可も無い味わいでした。
強いて言うならば、夜中に小腹が減った時には使い勝手が良い店だと思います。
ご馳走さまでした。