いつ行っても麺の硬さ、スープの濃さ等ブレがない。
焦がしネギが時折香ってきてダレることもない。
子供の頃母親の死を想像してとても悲しく怖くなったことの様に、そよ風が自分が通えるうちに無くなってしまったらと考えると、それと同じくらいの恐ろしさを感じ、31℃の昼下がりでも身が震えた。
一杯に揺蕩う熱いパトスを完飲していたのはつい最近までだが、もう無理して丼を捲る歳でもなくなった。
ところで好きなバンドのボーカルは突然死んだりする。
故に行ける時には行こう。無理してでも。
いつまでもあると思うな親とラーメン。