美瑛産小麦の塩らぁ麺（1000円）

神奈川県は新横浜。今日は新横浜ラーメン博物館の「支那そば屋」へ。こちらラー博で20年、されど12月1日にとうとう卒業との事で、有終の美の限定ラーメンが！して卒業ラーメンとの「美瑛産小麦の塩らぁ麺」にありつけました。こちらは麺を味わって欲しいとの理由でネギ以外のトッピング無しの「かけラーメン」仕立て！さて着丼です。澄んだ黄金色スープにきらきら鶏油が何と美しい事よ！そのスープをいただくとまずは銘柄鶏の香りがしっかり、次いで鶏の旨味が駆け抜けていきます。その後には昆布や節などの甘味を伴った旨味が…。最後はまた鶏油のふくよかな鶏の旨味に戻るという何とも多層建ての旨味攻め！流石です。そして特筆すべきは麺！北海道産のまさにヌーボーと呼べる新小麦をブレンドしたその麺はシルキーなストレート細麺です。しっかりした麦の風味が感じられ、細いながらもコシを感じる仕立てです。こるが少し時間が経つと、しっとり感がプラスされ、より麦の風味がクローズアップされます。いつもなら喉越しをメインに感じたいのですぐにつるつるっと飲み込むのですが、今回はゆっくり噛む回数を増やしてみました。すると甘味が出てきてもっと小麦の旨味を感じられました。ホント唾液のアミラーゼに有難うと言いたくなります。特に今日は、今回の一杯のコンセプトの「麺を味わう」という意味がよ〜く理解できたような気がします。佐野さんのDNA、今もしっかり流れてますよ！