世界中でいろいろな種類がある、麺類。
日本だけでも、パッと思いつくものだけでラーメン、つけめん、そば、うどん、きしめん、盛岡冷麺、焼きそば、かた焼きそば・・・
実にいろいろな種類がありますが、今回は筆者が推しに推したい麺類を紹介します。
そのお店は、横浜市中区翁町。横浜武道館裏手にある「思華 米粉麺専門店」さんです!
何と言っても、このお店のオススメメニューは「フン」という麺。
フンとはビーフン、つまりお米でできた麺のこと。
中国では、本来小麦粉で出来たものを「麺・面(ミェン)」、米で出来たものを「粉(フン)」と呼んでおり、「米粉」と書いてビーフンと読み、つまり「米で出来た麺」をさします。
その「フン」をスープに入れたラーメン状のものを「湯粉(タンフン)」、スープなしでタレと混ぜるものを「伴粉(バンフン)」と呼んでいます。
さて、店内はこぢんまりとしており、カウンター5席のみで構成されたサッパリとした空間。
これは、短時間でサクッと食べるスピーディな食事にぴったりです。
メニューは麺類を中心に「タンフン」「バンフン」、あとはドリンクやお粥など。
ロージャーモーはカリッとムッチリとな生地にお肉を挟んだ、福建省のバーガーです。
◆ 特极牛腩拌粉(汁無し牛バラ肉バンフン:1180円)
お願いします!
「柔らかくしっかり旨味が染み込んだ牛バラ肉、米粉麺独特の柔らかさと食感、キュウリの新鮮さに加えて歯ごたえの良さも抜群」
「濃厚な味わいのシンプルな混ぜビーフンには、素材の旨味がたっぷり詰まった豆乳や、優しい甘めのお粥がおすすめです」
今回は、小辛よりも少しだけ辛めでお願いしました。
この辛さは、辛いものがお好きであるなら美味しくいただける辛さです。
なんといっても目に入るのは、たっぷりの牛バラ肉です。
他にもシャキッと食感の良いピーナッツや、味玉も。
たっぷりのキュウリ・高菜・パクチーも入っていて、これは嬉しい。
お肉だけだと、どうしても脂っこくなってしまうのでお野菜が入るのは嬉しいところです。
よく混ぜて、早速頂きました!
麺は少し太めのパスタのような見た目をしています。
食べてみると、ものすごくムチムチな食感が楽しめて、しっかりと絡ませたタレも良い味わいです。
そこにちょいちょい絡んでくる高菜やパクチーが、実に良いアクセントになっていますねぇ。
お肉も食べてみましたが、実にむっちりとした食感で、サクッと噛み切れる軟らかさ。
噛み締めるごとに牛のムギュムギュとした食感と、美味しさがお口に広がっていきます。
味玉もしっかり味付けがされており、ついついホッコリ。
絶妙な茹で加減で黄身もしっとりなのが嬉しいですねぇ。
よく混ぜて食べたので、むっちりとした麺の合間にいろいろな食感が楽しめました。
シャキシャキなピーナッツやキュウリ、味わいの良い高菜、全体を爽やかに引き締めるパクチーやネギ。
これらが濃厚なタレとよく合わさって、実に美味しいお昼ご飯となったのでした。
◆◇◆後記◆◇◆
先ほど、「短時間でサクッと食べるスピーディな食事にぴったりです」と書きました。
しかし、食べていくうちに「これは美味しいな、ゆっくり味わって食べたいな」という思いがまさってしまい、ついついノンビリと食べてしまいました。
考えてみれば、このような美味しいものをサクッと食べるとは、ちょっともったいないのかも知れません。
いつものラーメンもいいけれど、ちょっと変わった麺類が食べてみたい。
そんな時には、扇町に開店された「思華」さん、ぜひどうぞ!
お試しを!