• ラーメン

  • またこの地へ戻ってきてしまった。
    並ぶとわかっているそれも長時間。
    なのに私はここへ並びケータイを見、丼を待つ。
    今日は月曜、平日にも関わらず、腹を空かせたジロリアンたちが性別、年齢問わずここに集まっていた。
    19時30分頃に店に着いた私は、2時間ほど並び
    ついに着丼。
    輝く脂、それを纏った野菜、存在感が半端ない焼豚。どれをとっても、大阪では右に出るものはいない。
    久々の歴史ということで、スープを啜る。
    これなんだよ!他の店じゃ満足できない。
    このスープがうまいんだ。
    脂と野菜を共に頬張る。うまい。
    麺を底から起こし持ち上げて啜る。
    このワシワシ麺、小麦を感じすぎる。
    だがそれがいい。
    グルテンフリー?そんな言葉を語る人はここには来ないほうがいい。
    なあ、そうだろ?あそこに並ぶ皆は、歴史を刻みに行くのだから。