• 塩麹そば(700円)

  • 煮干しの風味が強い、塩麹を使用した淡麗スープ。麺は邦栄堂製麺所の縮れた細麺。硬さは適当で、量は推定130g。
    チャーシューは2種類。柔らかくて適度に旨味もある。メンマは4本。濃いめの色合いと味付けが特徴。この店の顔ともいうべき具。
    具は他に長ねぎ。
    「よろしければお使い下さい」と、一味唐辛子の瓶が併せて出される。

    鶏ガラが下支えしているが、あくまで主張するのは煮干しを筆頭とした魚介類。
    中華そばの黄金色のスープとは異なり、やや白濁したスープ。そこには細かい塩麹が沈殿している。
    縮れた細麺がスープにしっかり絡む。中華そばと基本の部分は大差ない。
    今更だが、塩麹とは塩と麹と水を混ぜて室温で保存し、発酵させた調味料のこと。

    チャーシューは主張しすぎることなく、一方でメンマは存在感抜群。具は非常にシンプルで最低限。だが、それがいい。
    中盤以降は一味唐辛子をほんの少し振り入れて。わずかな辛味。繊細なスープがそれだけで微妙に表情を変える。

    消費税増税後も価格は据え置き。メンマの本数が若干減ったので、そこで調整しているのだろう。
    ここのメンマが好きな方は、150円足してトッピングすることをオススメする。