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Moon0417
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NIPPON RAMEN 凛 RIN TOKYO
東京都
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塩らぁ麺(1150円)
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2022年1月14日(金)
昨日は出張で高崎まで移動する前にこちらの店を訪問です。
昨年オープン直後に訪れて以来1年5ヶ月振り2度目の訪問となります。
13時14分に到着すると、店内の席は概ね7割程度が埋まっている状況です。
今回は「塩らぁ麺」の食券を購入し、席に着いて食券を渡すと待つ事5分ほどでラーメンが到着です。
琥珀色のスープには鶏油と焦がしネギが浮いていて、細麺の上にはチャーシュー、メンマ、柚子皮、海苔、白髪ネギが乗っています。
先ずはスープを飲んで見ると、丸みを帯びつつもミネラルが豊富な塩味と共に、透明感に満ちた出汁の味わいが口の中に広がります。
出汁は鶏や豚の動物系と思われるものの、後味に豚の余韻が分かり易く残る割には豚特有の臭味や油っぽさがさほど感じられません。
極めて研き込まれた味わいではあるものの、スープだけを味わう限りでは些か淡麗過ぎて少々インパクトに欠ける印象が否めません。
次に麺を食べてみると、多加水寄りの細麺が柔らかめに茹でられていて、コシや風味には若干欠けるものの滑らかな喉越しを感じます。
そして、麺にはスープと共に鶏油が潤沢に絡み込み、啜り上げると鶏油が舌に集まる事で味わいに突如として顕著なコクが生まれます。
また、麺に揚げネギが絡む事で香ばしい風味が加わると共に、そこに鶏油のコクが重なる事で味わいに鮮やかなインパクトを与えます。
次にチャーシューを食べてみると、豚バラ肉と豚腿肉の煮豚が何れも結構薄めにスライスされています。
尚、何方も味付けは至って控えめではあるものの、その割には醤油の風味が極めて鮮明に保たれています。
豚バラ肉を噛み締めると脂身の甘味が舌に存分に伝わるものの、豚腿肉は固くパサ付いている為に旨味が些か舌に伝わり難い印象です。
食べ終えた感想ですが、上質な素材の持ち味と計算されたギミックが見事に相乗した完成度の高い一杯でした。
ただ、些か上品に仕上がり過ぎていて、食べ手を惹き付けるフックとなる要素に若干欠けている様に感じます。
あと、価格に相応する材料コストを掛けているのでしょうが、貧相な外観と価格との落差が些か大き過ぎる印象がどうにも否めません。
改めて訪れる機会があれば、次回はオープンから時を経て再び「醤油らぁ麺」を是非試してみたいと思います。
ご馳走さまでした。