• 煮玉子らぁめん(800円)

  • 11時40分ごろ来店。22席もあれば並ばないでしょと思ったら、10分くらい並んだ。

    店内は綺麗な中華料理屋、みたいな感じで、厨房含め女性店員のみ。気配りがとても細かく、めちゃ居心地良い。

    そして、ラーメンがあっという間に来る。早い。
    スープを一口啜ると、優しくコクの深い味わいが一気に口の中に広がり、体が芯から温まる。あくまであっさりしているんだけど、魚介の風味がちゃんとするから、思わず飲みたくなるスープ。ここで気付いたけど、スープの量が普通盛りにしてはやや多い?いいね。
    麺はしっかりとした太さだけど、歯切れが良く、細いメンマと一緒にどんどん掻き込める。
    チャーシューはトロットロで厚すぎないので、スープの良さをふんだんに吸ったものが、一瞬で口の中で溶けていく。旨い。
    煮玉子!!黄身のドロッとした感じと白身にまで染み渡った塩っ気が素晴らしすぎる!これが100円足しただけで2個食べれるんだから、絶対食べた方が良い。
    ネギ、のりは普通。

    ランチタイムは小鉢でチャーハンかもやしが頂ける。チャーハンを選んでみたが、おからっぽくて少し冷たい一口サイズのものなので、こちらは余り期待しちゃダメ。スープに浸して食べたら美味しかったけど。
    (後で聞いたら、少し前までは小鉢は店内の一角にずらっと並んでいて、そこから自由に取っていくスタイルだったみたい。今は時世が時世なので、そうじゃないみたいだが、その本来のスタンスを鑑みれば、まぁ仕方ない)


    同行者はつけ麺(ひやもり)を頼んだので少しコメント。
    こちらもめっちゃくちゃ旨い。というか独特だから好みに合った、ってことか。
    特筆すべきはそのつけ汁。普通の醤油味で澄み切ったスープなんだけど、そこに辛さと酸味が別個に同居している。これ結構衝撃的だった。飽きが来ない、と言うより毎回違う味を食べてるかのような感覚に包まれる。これがハマるともう箸が止まらん。
    最後に水筒に入ったスープ割りで割るけど、ここで思ったよりスープが濃かったのだと実感。食べてる時は全くそう思わなかったけどなぁ。スープ割り全部入れてちょうど良いくらいだと思う。あと改めて辛さが結構あったことに気づく。
    スープ割り時とつけ麺時で全く印象が違う汁なり。
    麺はラーメンより少しもっちりとした食感が印象的だった。あと普通盛りにしては結構盛りが良かったかな。嬉しい。

    総括すると、変わり種とかではなく素朴な味が洗練されたって感じ。どちらのメニューも無添加天然素材に拘った一杯なので、食後のスッキリ感も一入だった。