• ねぎチャーシューメン特鳥 こなおとし(1650円)

  • レンゲ立たせてきた!
    〜人生最高のこってりさ!〜 の巻

    愛知県のこってりラーメンを語る上で
    避けては通れないと思っているこのお店。
    今回、思い切って初訪問。

    提供までにかなり時間がかかることを
    予習済みのため、なるべく早く店内に入る。
    お店のドアが開くと同時に、すごい獣臭。
    開店後、約10分後にいきなり聞こえてきた
    店主さんの湯ぎりの声にビクッとなり
    その約5分後に1組目の提供。
    以降10〜15分くらいで1ロット2杯ずつの提供。
    この間、店内で座って待てるのはありがたい。
    予習しておいてよかった。

    提供されてまずやることは、レンゲを立てること。
    すごい、ホンマに立った!感動!

    このどろどろ、鶏と思われるが
    これ自体に味つけはなく
    スープの味がかなり濃い。
    スープは混ぜる前までは、かろうじて液体だが
    混ぜると、あっという間に汁気がなくなる。
    しっかり混ぜれば
    濃いスープもちょうどよくなる。
    脂っこいのかと思いきや、そこまで重くもない。

    麺は黄色い中細麺。硬さを選べる。
    こなおとしにした後、どろどろスープと混ざるか
    心配だったが、むしろこれでもかと絡みつく。
    ねっちりとした粉っぽい食感で
    汁気がないため、のびて食感が変わることなく
    常に一定の硬さでいただけるのは嬉しい。

    大きめに輪切りにされたねぎは
    口の中が単調になりそうなところを
    食感と風味でさっぱりさせるオアシス的存在。
    チャーシューは、細切れでの提供。
    ただ、どろどろのおかげでほどんど存在感なし。
    のりは、麺を混ぜているうちに沈み
    麺と共に不意に口に入ってきた。
    突然の磯の香りがサプライズ。

    麺をひとしきりいただき終えたら
    お待ちかねのライスタイム。
    麺を食べている時から思ったが
    これは絶対にご飯のおかずだ。
    レンゲでご飯をすくって、スープに浸す
    いや、カレーみたいにご飯につけていただく。
    白飯に鶏豚の凝縮されたどろどろスープ。
    あー、レンゲが止まらない!ライスが飲める!
    セルフサービス、おかわり自由のライスを
    もう一杯いただき、しっかり満足。

    このこってりさ、間違いなく人生最高。
    スープは飲むものではなく、食べるもので
    ライスを入れると飲み物に変わる不思議なもの。
    なかなかいい体験ができた。またいつか来よう。