さがみ屋製麺製の麺は緩い中太縮れ麺で加水は普通でオールマイティにスープに合わせられるタイプ。スープは合わせ味噌ダレに動物系の出汁を合わせたものと思われるが油感が少ない。ラードの蓋があるわけでもなく、香味油が効いていることもなく、出汁を取った時の油のみと思われる。なので最初はアツアツなのだが、後半少し温く感じられる。なんとなくスープの印象が薄いのは、油感と出汁感の弱さによるのだと思われる。トッピングはバラの煮チャーシューと、その下に茹でモヤシ、平たくて短めのメンマ、白髪ネギ、小口切りの長ネギ、味玉。スープが多めのため、せっかくのトッピングがスープに沈み、盛り付けに立体感がない。チャーシューも味玉も丁寧に作っているし、長ネギも白髪と小口切りに分けるこだわりがあるだけに勿体ない。モヤシもチャーシューの下にまとめるのではなく、麺全体に広範囲で盛り付けて、白髪ネギをふわっと盛り付けたり、チャーシューも折角2枚入っているのだから、見た目で2枚とわかるようにした方が良い気がする。チャーハンはパラパラタイプで、具は卵、長ネギ、にんじんの微塵切りとチャーシューの細かい角切り。そして、トッピング的にバラの煮チャーシュー1枚と微塵切りにした紅生姜。塩梅はいい感じなのだが、紅生姜の主張が強すぎかなあ。とは言え、ともすれば油ギトギトになりがちなラーメン屋のチャーハンとしては、パラパラな割に油が少なくて美味しい。カウンター4席、テーブル5席(大1、中3、小1)の広さで、注文はタッチパネルなのでホール担当は一人で間に合う筈なのに、厨房に入ってホールが疎かになりがち(新規のお客さんがホール担当が気づかなかったので一度席に着いたのに帰ってしまった)なのはオペレーションを見直した方が良いかも?ごちそうさまでした。