• 醤油らぁめん(650円)

  • トッピングの味玉 +100円
    ランチセットA(半チャン)+250円

    福山泊まりからの帰りに、久しぶりにこちらへ。H14年の創業時は、田舎に似つかわしくないオシャレでキレイな店舗に驚いたものです。それがため現在でも女性のお一人様客も見られます。

    店舗と同様にクリーンな豚骨ラーメンがメインの店ですが、実は店主は醤油系ラーメンの出身。これを言い訳として醤油らぁめんをチョイス。

    鶏と魚介を謳ってあるが、香りとしては豚をよく感じる。鶏や魚介はどちらかというと下支え程度。穏やかでトゲの無いスープだが、旨みはしっかりある。小さめの背脂が浮かぶ。

    自家製の細ストレート麺は、一見豚骨ラーメンによくあるそれに見えるが、食感はザクザク系で全くの別物。おそらく卵白粉か。そのため結構細めなのに伸びは遅い。盛り付け時の麺線のほぐしがあまかったのか、半分ほどは縺れ気味で、標準の箸が滑りやすいことも相まって少々食べにくかった。申告提供制の割り箸にすれば良かったと後悔。

    中サイズの煮豚チャーシューが2枚。程よい味付けで、低温調理のため見た目と裏腹に食感しっかり。肉を食らっている感がある。チャーシューの下に隠れてメンマが数本。細くて小さいが、コリコリ食感で存在感は充分ある。味玉も平均点以上。

    安易に魔法の粉に依存する備後系醤油ラーメンとは対比的に、丁寧に作られたことが伺える美味い醤油ラーメン。ただ、たまたまだったと信じたいが、店主らしき人物が、けして小さくは無い声で何度もネチネチと店員を叱っていたのは興醒め。オサレ系の設えには全く似合わない。その他のサービスは満点。