• 小ラーメン(750円)

  • ヤサイニンニクアブラ



    メロスは走った

    かたや、

    らーちんは走らなかった



    新桜台駅にて途中下車
    スーパーLIFEにてアルコール度数9%の
    レモンサワーを贖い
    店までの10分間
    おさんぽのお供にそいつをヤりながら歩く

    おかげさまでなかなかにいいコンディション
    ほろ酔ったぐらいで喰らう二郎の旨いこと
    日常におけるアレやコレ
    全部忘れたいけど叶わねえからほろ酔う
    し、二郎を喰らう

    明滅する夜の光、街、ここは練馬
    独りぐらしの時分、首都高3号線の真下でうだうだやってたらーちんはもう、いない
    蓮爾もふくもりも駒沢公園も酸いも甘いも、無ぇ
    無ぇったら無ぇさ
    あるのは今日みたいな、生温い秋、それに委ねて

    日常、
    ストレスが体内で結晶化
    ソレを溶かして散らしてチルしてアウトして
    やっとこさやってんだコッチトラ

    ヤサイニンニクアブラ
    唱えて着丼

    シャキッとしたモヤキャベにアブラとニンニクちょんちょんちょん

    豚にももひとつちょんちょんちょん

    あとは全てが調和したプースーに泳ぐ麺をたぐって

    口腔で噛み締めて、流し込んだら流れる蛍の光

    思わず黄金色のプースー、丼にかぶりつき三回ごっくんでフィニッシュ

    店を出て、夜の帳に触れちゃって繰り出ちゃったソニック・ブーム



    秋の夜の、ほろ酔い二郎は危なっかしいなあ
    と、満足顔でも心は少し寂しい感覚で着いた帰路

    帰宅即嫁にクセエをいただきそれでも明日も頑張るか、テキトーにでおやすみなさい