• 味玉中華そば(950円)

  • 1日め、13時半スープ切れ、
    17時半スープ切れ、
    こうなったらと、
    2日め 10時12分並びで18人め。
    食べられたのは11時30分。

    アリアが流れる店内で、大将から着丼。
    黒胡椒がかかっていて、油の膜があって、
    写真の通りのデフォ。

    そしてスープから。

    油から口に入ってくる。
    その次には柔らかくてまろやかなスープがin。
    浅草開花楼の白め細めのソバが
    スープに絡む。


    自分でもよくわからないのだが、
    目の奥から熱いものがこみ上げてくる。
    ラーメンで泣くなんて
    自分の身に起こるなんて思ってもみなかった。
    悟られないように麺をすすって、
    鼻水をタオルでふくふりして
    涙を拭いて、必死に食べた。

    五感に訴えるというのはこういうことか。
    950円で人をこんなに感動させることができるのか。
    芸術作品を作る目の前の大将に敬服。

    最近、美味しいってどういうことだろうと
    わからなくなっていたけれど、
    デフォがどう、
    醤油のブレンドがどう、
    チャーシューの炊き加減がどう、
    を超えたら
    感覚、感情が揺れ動くことが
    美味しいってことなんだなと
    学んだ。