2023年2月12日(日)
昨日はラー娘の強いリクエストで久々にこちらの店を訪問です。
こちらは都内屈指の油そば専門店であり、私よりも寧ろラー娘がどっぷりとハマっている店です(笑)
斯く言う私も、油そばでお勧めの店を尋ねられた場合は悩む事なくこちらの名前を挙げています。
12時53分に到着すると、店の前では14名の先客が入店待ちの状況です。
先ずは店内で私の「汁なし(並)」と共にラー娘の「特製汁なし(中)」の食券を購入しました。
そして、外で待つ事41分ほどで店内に案内され、席に着いて10分ほどで待望の油そばが到着です。
角が立った太麺は予めタレで和えられていて、その上には直火で炙られた鶏肉、味玉、魚粉、刻みネギ、揚げ玉ネギ、海苔が乗っています。
先ずはタレを味見してみると、キレを帯びた醤油の風味や加糖の強めな甘味と共に微かな酸味が見事なバランスで配分されている印象です。
一方、調理工程を見る限りでは数種の油が使われている様ですが、自ら味わう限りでは植物油が圧倒的な割合を占めている様な気がします。
次に麺を食べてみると、低加水寄りの太麺が若干硬めに茹で上げられていて、噛み締めると強靭なコシと共に仄かな小麦の風味を感じます。
そして、全て混ぜて食べてみると、甘めな醤油ダレに油分のコクが重なると共に、魚粉や揚げ玉ネギが味わいに適度な香ばしさを与えます。
ただ、タレや薬味の味わいが麺の風味に対し勝ち過ぎている事から、混ぜ合わせると小麦の風味が些か圧され気味である印象が否めません。
食べ終えた感想ですが、ラー娘のみならず自身にとっても油そばではナンバーワンと言っても過言ではない極めて素晴らしい味わいでした。
インスタ映えする外観でもなく、決して奇を衒った味わいでもありませんが、素朴な構成を愚直に研き上げた爪痕が存分に伝わる一杯です。
私個人的には立地に些か難があるものの、今後もこの味わいが恋しくなる限りは通い続けたいと思います。
ご馳走さまでした。