大阪で呑んで終電間際の西院で降車、ラーメンでも啜りたいが【神来】はコロナ以降ずっと早仕舞い、【香来】は何か行列出来ている(0時過ぎなのに!)。そんな時、夜中の3時まで開いている二条駅前の天下一品に滑り込む。このタイミングで「存在意義が分からない」とも「玄人好み」とも言われている【あっさり】を、人生で初めて注文してみる。
京都に住んで20年、一度も食べた事がないあっさり。その名前通りのオイル控えめな中華そば的なビジュアルを想像していたが、着丼したスープの上には割とそれなりの背脂と唐辛子が浮いていた。啜ってみると、確かにあっさりしてはいるが、スープの滋味と背脂がしっかりとコクを加えている。呑んだ状態や深夜なら、だんぜんこっちと思わせてくれる。こってりと比較してカロリーが半分以下というのも有難い(カロリー気にする奴はそもそも深夜にラーメン食べない&だったら何で唐揚げ定食仕様で頼んだんだ……という突っ込みは捨て置く)。