• ラーメン(700円)

  • 元々、名古屋、刈谷で営業していた久留米豚骨の人気店が約1年前に実家から10分程度の場所に移転。去年は訪問が叶わず、今年こそはと、なんとか外出許可を得て訪問にこぎつけた。

    11時半の開店と同時にカウンター10席が満席。スタッフは男性店主と奥様だろうか女性スタッフの2名体制。店主がラーメン担当で女性がチャーハン担当。

    ちゃんぽんも人気のようで、2人に1人くらいが注文していた。太麺を茹でる時間や野菜を炒める時間がかかるためか、豚骨ラーメンの店にしてはあまり回転が良くない。

    豚骨の髄まで溶け出したスープは一般的な博多豚骨よりはだいぶ粘度が高く濃密、ズシリと舌にのしかかるボディの強さを感じる。旨味も臭みも十分。口当たりは滑らかで、後味もしつこさはなくスッキリ。替玉をしてもスープが薄いと感じることはなかった。

    麺は博多豚骨よりは若干太めの低かん水細ストレート。申告すれば調整できるようだが、麺の硬さは聞かれなかったのでデフォルトで。もう少しやわ目かなと思ったが、芯が残るやや硬めの茹で加減で、しっかり噛んで小麦の風味を味わった。随所に顔を出すかん水のアンモニア臭も堪らない。

    具材はバラチャーシューが2枚と、ネギ、のりとシンプル。ペラペラのチャーシューが醸す良い意味でのチープ感が何とも言えない。

    卓上調味料は少なく、ラーメンだれと紅生姜くらい。せめておろしニンニクはおいて欲しかった。

    替玉は100円。
    久しぶりに旨い豚骨ラーメンを食べた。
    ★3.8。