• 中華そば(850円)

  • 2022年9月19日(月・祝日)

    この日の夜はラーコンパニオンと一緒にこちらの店を訪問です。

    18時02分に到着すると、店の前では3名の先客が入店待ちの状況です。

    一旦店内に入り、私の「中華そば」と共に彼女の「特製つけめん」と「麺特盛」の食券を購入しました。

    そして、外で並ぶ事10分ほどで店内に案内され、席に着いて待つ事4分ほどで待望のラーメンが到着です。

    粗めに混濁したスープは微かに粘度を帯びていて、艶やかな中細麺の上にはチャーシュー、メンマ、海苔、刻みネギ、鰹節が乗っています。

    先ずはスープを飲んでみると、適度に効いた醤油の風味や塩味と共に、極めて濃密でいて均整の取れた出汁の味わいが口の中に広がります。

    出汁は恐らく豚や鶏の動物系に魚介節や野菜類と思われますが、何れの素材も自らの主張を強める事なく極めて見事な調和を保っています。

    一方、スープから伝わる調味料の気配は至って希薄である事から、醤油の素朴な風味と共に濃厚な出汁の旨味が舌に余す所なく伝わります。

    総じて言うと、凡ゆる旨味が見事なバランスで配分されている一方、飾り気が無さ過ぎる事から味わいが些か単調である印象が否めません。

    次に麺を食べてみると、多加水寄りの中細麺が若干硬めに茹でられていて、噛み締めると緻密な歯応えと共に仄かな小麦の風味を感じます。

    そして、麺には粘度を帯びたスープが潤沢に絡み付くものの、スープが些か勝ち過ぎていて味わいに広がりが生み出され難い様に感じます。 

    次にチャーシューを食べてみると、幾分大振りな豚バラ肉のロール煮豚が若干厚めにスライスされています。

    肉質はホロホロになるまで存分に煮込まれていて、口に入れただけで脂身が蕩けると共に豚脂のコクや甘味が舌に至って明確に伝わります。

    食べ終えた感想ですが、全てがバランス良く纏められている反面、何かが突き抜ける事で生み出されるフックには些か欠けている印象です。

    尚、彼女と交換してつけ麺を少し食べてみたものの、自ら味わう限りでは前回食べた時に比べて激的に美味しくなっている様な気がします(驚)

    他の豚骨魚介つけ麺専門店と同様に、やはりこちらのスープも主力商品であるつけ麺に照準を合わせて最適化されているのかも知れません。

    改めて訪れる機会があれば、次回は私も今一度「つけめん」を是非試してみたいと思います。

    ご馳走さまでした。